会員勉強会「支援者・雇用主向けツール共有会」実施報告

2022年02月02日

1月21日(金)に会員限定の勉強会として、外国人の支援者や雇用主の方が無料で使えるツールを紹介しあう「支援者・雇用主向けツール共有会」をオンラインにて開催し、約30名が参加しました。

当日は、介護用語の学習サイトや、ワクチン接種会場で使えるやさしい日本語語彙集と絵カードなど、4つのツール(下記記載)を中心に、利用方法や利用者の感想などが発表され、活発な質疑応答がなされました。ツール紹介の動画は下記よりご覧いただけます。

事後アンケートでは、回答されたすべての方が次回もぜひ参加したいとお答えいただきました。その理由として、「現場業務への活用がイメージできた」「企業側への提案に役に立つ」「今使わなくても、外国人材のためになる情報やツールを知っていることが重要」などの声がありました。また、「ツールの情報提供、整理、公開の流れを整理するための会が必要」という意見もありました。今後、主体的に勉強会の運営に携わることのできる会員が中心となり、ツール共有会を継続して続けることも考えられますので、ご関心のある方はぜひ事務局(ask@jp-mirai.org)へご連絡ください。

<ご紹介いただいたツール>

 1. 「にほんごをまなぼう」 https://aft.kaigo-nihongo.jp/rpv/
 ・日本語、介護用語の学習サイト
 ・開発・運営:日本介護福祉会
 ・利用対象:介護職に就く外国人(特に特定技能試験前の方、N3を目指している方)
 ・導入対象:登録支援機関、監理団体、介護人材の受け入れ企業、人材紹介企業など

 2. ワクチン接種会場での会話ツール https://www.kyo-rings.net/link20/211006/
 ・やさしいにほんご語彙集と絵カード
 ・制作:にほんご空間・京都(医療×「やさしい日本語」研究会の資料を参考に作成)
 ・利用対象:ワクチン接種を受ける予定の外国人と接種作業関係者
 ・導入対象:日本語教室、雇用主、監理団体など

 3. 多言語ストレスチェック https://stress-check-multilingual.jimdofree.com/
 ・職業性ストレス簡易調査票(57項目)ベンガル語、インドネシア語、クメール語、ビルマ語、ネパール語、タイ語、タガログ語
 ・制作:NPO法人トゥマンハティふくおか
 ・利用対象:上記言語の話者
 ・導入対象:労働者数 50 人以上の事業場、健康診断機関、病院など

 4. 「レベル高すぎ? 企業が外国人材に求める日本語力」 https://www.nikkei.com/video/6288115978001/
 ・実際の業務遂行に必要な能力など、外国人雇用理解を促す動画
 ・制作:日本経済新聞(監修:内定ブリッジ株式会社)
 ・利用対象:外国人を雇用している、これから雇用しようとしている企業
 ・導入対象:企業の人事部門・配属先、人材紹介企業など

<その他チャットで共有いただいた情報>
■国際交流基金「日本語でケアナビ」(日本語・英語/インドネシア語)
https://www.nihongodecarenavi.jp/ 

■厚生労働省「就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツール」
https://bit.ly/2Re6YGr 

■厚労省 人事労務支援3ツール
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/
tagengoyougosyu.html
 
1)『外国人社員と働く職場の労務管理に使えるポイント・例文集~日本人社員、外国人社員ともに働きやすい職場をつくるために~
2) 雇用管理に役立つ多言語用語集
3)モデル就業規則(やさしいにほんご版) https://www.mlit.go.jp/common/001403289.pdf 

■やさしい日本語翻訳
(お試しのみ無料) https://tsutaeru.cloud/ 

■日本語読解学習支援システム リーディング チュウ太
https://chuta.cegloc.tsukuba.ac.jp/ 

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