第2回は、中村優介弁護士(江東総合法律事務所/外国人技能実習生問題弁護士連絡会)と高橋大祐弁護士(真和総合法律事務所/ビジネスと人権ロイヤーズネットワーク運営委員)を講師にお迎えし、技能実習生が抱える課題とその対応について実例を踏まえてご紹介いただきました。
中村弁護士には、主に外国人労働者側の弁護士の立場から、技能実習生制度の現状・課題に加えて、委託・下請などのサプライチェーンにおいて発生した技能実習生に関する問題を実例を交えて解説いただきました。一方、高橋弁護士には、主に企業側の弁護士の立場から、企業が果たすべき人権デュー・ディリジェンスには、取引関係のあるサプライチェーンも含むことや、そのための指針となる「サプライチェーン外国人労働者ガイドライン」および「実践ハンドブック」について紹介していただき、企業や市民社会、政府が取ることができる具体的なアクションを解説いただきました。