2023年10月24日、JP-MIRAIは、グローバルサプライチェーンにおける労働問題への先進的な取り組みを行っている海外NGO『
ISSARA Institute』(以下、ISSARA)と協力覚書を締結し、オンラインでの署名式を行いました。署名に続いて、協力覚書締結・記念セミナーとして、JP-MIRAIより協力分野や今後の進め方についてご説明し、ISSARAからはISSARAの組織概要と今回の連携における活動内容についてプレゼンテーションをしていただきました。
ISSARAは2014年の設立以来、アジアを拠点として、労働者からの相談・情報提供のホットライン(Woker voice channels)を通じて労働者の声を集め、企業のサプライチェーンにおける労働環境の改善のために、多言語での相談・救済や是正のためのサービスを提供しています。
今後、JP-MIRAIはISSARAとの連携を通じて、来日前の移民労働者への情報提供やリクルートプロセスの改善、JP-MIRAIとISSARAそれぞれの相談窓口・救済メカニズムの相互利用によるサービス提供地域の拡大、日本企業の海外サプライチェーン管理支援など、日本とアジアにおける労働環境の改善に向けて、幅広く協力活動を行っていく考えです。会員の皆様が利用しやすいサービスの形を検討するため、12月には海外サプライチェーン管理分科会を設置し、ご関心のある会員の皆様と具体的に検討を進めていく予定です。
<協力覚書の概要>
- 協力期間:2023年10月から3年間
- 協力分野:
- 来日外国人労働者の倫理的リクルート促進
- 日本における外国人労働者の支援(人権DD及び救済メカニズム)
- 日本企業の海外サプライチェーン管理におけるビジネスと人権の取組み支援
- データ、情報、学習利用促進(アプリ連携等)
<ISSARA Instituteとの協力覚書締結>
- ISSARA 署名者: Mark Taylor氏(ISSARAシニアディレクター(戦略部長))
- JP-MIRAI 署名者:宍戸 健一(JP-MIRAI理事/事務局長代行)
プレゼンテーション:宍戸 健一(JP-MIRAI理事/事務局長代行)
- 「協力覚書の概要」
- 「協力分野」
- 「今後の進め方」
プレゼンテーション:Mark Taylor氏(ISSARAシニアディレクター(戦略部長))
- 「ISSARAの組織概要及び活動」
- 「JP-MIRAI=ISSARAの連携における活動内容」
言語:英語