外国人労働者は、日本で働き、生活する上で様々な困難に直面しています。その中でも、得た収入をどのように貯めて使うのか、日本人であれば銀行に預けて引出すという当たり前の金融サービスの利用が、多くの外国人労働者にとって実はハードルの高い行為であることは見過ごされがちです。また、一生懸命働いて稼いだお金を故郷の家族に送金してもそれが浪費されてしまうなど、必ずしも有効に使われていない現実もあります。
本セミナーでは、金融サービスの利用において、外国人労働者が置かれている状況とその背景、送出・受入機関、金融機関が取るべき対策、外国人労働者への渡航前・渡航後の金融教育の必要性について、非営利組織の経営とソーシャル・ファイナンスがご専門の、明治大学経営学部 小関隆志教授よりお話しいただきます。