皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、国内の外国人労働者が年間で約23万人も増加し、初めて200万人を超えたというニュースに始まり、2025年も昨年以上に外国人労働者が増えることが予想されています。また、昨年6月には、入管法等の改正が行われ、3年以内に技能実習制度が廃止され、育成就労制度に移行することが決まりました。こうした状況の中で、日本の経済や社会において役割がますます大きくなる外国人労働者を、どのように適切に受け入れ、活躍できる環境を整えるかが、これまで以上に重要な課題となっています。さらには、ビジネスと人権の取組みも欧州中心に強化されていくものと思います。
昨年は、国外でのイベントでの発信機会も多く頂き、5月に発行された「国連人権委員会訪日報告書」にはJP-MIRAIの救済メカニズムが掲載されるなど、国内のみならず、海外の多くの関係者からもご理解を頂きました。これも皆様の日頃からのご理解とご支援の賜物と思います。
JP-MIRAIにとって、5年度目を迎えます2025年は、外国人労働者の労働生活環境の改善(外国人ファースト)の原点を忘れず、変化する情勢に合わせて、会員や内外のパートナーの皆さんと連携を強化し、活動を拡大して参りたいと思います。具体的には、以下のような点を重点に取り組んでまいります。
①より脆弱な労働者に対する支援強化・ネットワーク強化②労働者の負担軽減支援(倫理的なリクルートイニシアティブ(FERI))③労働者の受入れ環境改善支援(中小企業向け動画教材の作成・公開)④地域での受入れ環境改善支援、人材の地域定着に向けた取組み支援
>>参考:JP-MIRAI 2025年計画
JP-MIRAIは、本年も活動のさらなる充実に向けて尽力してまいります。皆様からは、引き続きご支援とプログラムへの積極的なご参加を賜りますよう、よろしく願い申し上げます。最後に、皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
JP-MIRAI事務局一同
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