技能実習制度から育成就労制度への移行により、外国人材の受入れは新たな段階を迎えています。海外就労希望者を有する国々からの日本への期待が高まる一方、世界各国が人材獲得競争を繰り広げる中、かつて「稼げて安全で、皆親切」という「憧れの国」だった日本の魅力は相対的に低下しつつあります。
外国人と共に暮らし、共に働く社会をつくるには、受入れ側の視点だけでは見えてこないものがあります。本ワークショップでは、参加者が海外就労希望者の立場に立ち、彼らの海外就労の準備プロセスを疑似体験することで、彼らが何を考え、何に直面しているのかを理解し、良い受入れのあり方について意見を出し合います。
今回ご提供するプログラムはすでに企業や地域での研修として活用されており、今後更なる普及、展開を図っているところです。今回のワークショップは是非、企業や業界団体、自治体などの研修を展開する立場の方にお試しで参加いただければと思います。
外国人材の力を活かし、変化に強い組織をどうつくるか。その第一歩として、まず彼らの目線に立って共に考えていきましょう。
本ワークショップのねらい
- 外国人材マネージメントの課題整理と改善に向けたヒントを探る
- 外国人材が直面する課題への理解と共感
- 多様なステークホルダー間での学び合いと気づきの共有
開催概要
| 日時 | 2026年2月19日(木)15:00 – 17:00 |
| 会場 | JICA市ヶ谷ビル 202ABセミナールーム |
| 形式 | 対面形式(体験型ワークショップのため、オンライン参加はできません) |
| 対象 | 外国人材の受入れに関わる企業・団体の皆さま、自治体関係者、支援団体など |
| 定員 | 30名(申込多数の場合はJP-MIRAI会員優先) |
プログラム(約2時間)
| 導入・トーク (15分) | 海外就労の現状と海外就労希望者が日本に来るまでの過程を紹介します。 〈主なトピック〉 なぜ日本を選んだのか/来日までの困難/日本の職場の特徴/生活の質に影響する要因 |
| ボードゲームによる海外就労希望者疑似体験 (50分) | 参加者は海外就労希望者になりきり、ボードゲーム形式で日本に来るまでの過程を体験します。言語習得、資格取得、ビザ申請といった一般的な課題に加え、日本へのルート特有の要素もゲームに組み込まれています。 |
| グループ討論 (15分) | 4〜5名のグループに分かれ、ゲームでの体験を共有。日本の職場環境の特徴と課題、外国人材がより良く暮らすために必要な改善点について意見を出し合い、日本の強みを活かした受入れモデルを検討します。 |
| 全体共有・振り返り・討論 (30分) | 気づきを全体で共有。ファシリテーターが理論的な補足を行い、実際の外国人材の体験と比較しながら、日本の労働環境の特徴と改善の可能性について考えます。 |
ファシリテーター
| 齋藤 聖子 氏 早稲田大学アジア国際移動研究所 招聘研究員 JICA緒方貞子平和開発研究所 客員研究員 | 東京大学総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は意思決定論、リスクコミュニケーション、国際移動、組織の国際化。JICA緒方貞子平和開発研究所にてレジリエントな国際移動システムおよび国際保健システムに関する研究に従事。東京都教職員研修センター外部委員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アドバイザー、外国人との秩序ある共生社会の実現のための有識者会議委員等を歴任。チーム「Incluplus+」を立ち上げ、レジリエントなグローバルチームの構築に資するワークショップの開発・運用に取り組む。本ワークショップで紹介するプログラムの開発者。本プログラムの海外版は現地の政府機関と協働で海外就労希望者の教育プログラムとして活用を進めている。 |
| 浅井 亜紀子 氏 桜美林大学 リベラルアーツ学群 教授 | お茶の水女子大学博士課程修了、博士(人文科学)。専門は文化心理学、異文化コミュニケーション。異文化コミュニケーション学会会長(2013〜2017年)。EPAで来日したインドネシア人看護師・介護福祉士の10年間にわたる追跡調査を行い、その成果を『EPAインドネシア人看護師・介護福祉士の日本体験』として発表。現在、JICA緒方貞子研究所の共同研究者として、インドネシア人労働者を中心に「海外労働希望者の国際移動経路と経路選択メカニズム」について研究。本ワークショップで紹介するプログラムの共同開発者。 |
お申込み
以下の参加申込フォームからお申込みください。
※申込締切:2月2日(火)
※申込多数の場合はJP-MIRAI会員優先となりますのでご了承くださいませ。
