JP-MIRAI/JICAマダガスカル事務所は、2023年6月20日、マダガスカル外国人材受入パイロット事業説明会を開催し、農業人材受入れにご関心のある企業・団体の皆様を対象に、JICAマダガスカル事務所が事業の説明を行いました。
マダガスカルは、人口約2,900万人、国土面積は日本の約1.6倍あるインド洋の島国です。人口の約86.5%(※2018/INSTAT)が農業に従事している一方で、農業がGDPに占める割合は24.7%(2020年/世銀)に留まっており、生産性の低さがうかがえます。平均年齢は22.4歳と非常に若く、この若年層、特に高学歴の失業率が高い傾向にあります。また、最低賃金はインドネシアの約半分と、人件費がアジアの国々と比較して各段に低いことも特徴です。
こうした背景をもとに、2023年1月、JICAはマダガスカルの農業分野の人材育成及び日本の労働力不足解消へ貢献するため、同国の若手農業人材を日本へ特定技能労働者として送り出すパイロット事業を開始しました。既に農業系の専門学校、大学などの卒業生から選抜された20名が7月の日本語能力検定試験に向けて勉強に励んでいます。
文化的にもアジアに近く、勤勉な国民性で、どこか日本人らしい性質も感じられるマダガスカルの人々。日本で得た経験を母国の農業に役立てたいという強い意欲のある若者が集まっています。
本パイロット事業を通したマダガスカル農業人材の育成協力にご関心のある企業・団体様は、以下のURLからご登録ください。
■関心表明フォーム
https://forms.office.com/r/6c0M5HKjbj
■説明会の動画・資料
説明会の資料はこちらから
■関連動画
マダガスカルの農業と若手農家たちを紹介する動画です。マダガスカルの農業生産を進歩させたいという熱い思いが伝わってきます。ぜひご覧ください。