日本にいる外国人労働者は約182万人、外国人労働者を雇用する事業所数は約29.9万か所、技能実習生は約34万人と報告されています(※厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)」より)。
外国人労働者は、日本の経済・社会の重要な構成員となっており、この方々がディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現できれば、多文化共生社会に向け前進できます。一方、国際社会では、国連持続可能な開発目標(SDGs)や「ビジネスと人権」の意識が高まっている中で、日本における外国人の労働者に対する 強制労働・差別・ハラスメントなどの問題について、国際的な批判が強まっています。企業など雇用主や受入団体にとっても、訪日労働者の確保やESG投資、ブランディングにも影響を及ぼす可能性があります。
SDGsの目標年限である2030年に向けて、国際水準を満たす本プラットフォームの行動原則に賛同・実践する企業や団体の皆様ともに、雇用主や受入団体が法令遵守をはじめとした外国人労働者の責任を持った安定的な受入れを行うことにより、外国人労働者の労働・生活環境を改善し、それによって豊かで持続的な社会が生まれ、「世界の労働者から信頼され選ばれる日本」となることを目指します。
JP-MIRAIは外国人労働者の権利保護や生活環境・労働環境の向上のための取組みや、分科会活動を通じた議論や調査、セミナーやフォーラムの開催を通じた啓発など、以下の三点を重要な取組みとして活動しています。
事務局:一般社団法人JP-MIRAI
行動原則に賛同して頂いた民間企業・団体・自治体、政府関係機関、一線で活躍する弁護士や研究機関など多くのステークホルダーの皆様とともに、それぞれの立場から以下の活動に取り組みます。
寄木細工(色も材質も異なる木がハーモニーであり芸術を創り出す)をモチーフにしています。プラットフォームに参加する企業・自治体・NPO・学識者・弁護士などの立場の異なるステークホルダーが心を合わせて新しい社会を作っていくことを表現しています。
基調色は「日の出」をイメージするオレンジとしました。真の多文化共生社会の始まり、という思いを込めています。
ロゴの中に、このプラットフォームの英語名の略称「JP-MIRAI」のすべての文字が組み込まれています。
英語名の略称「JP-MIRAI」も、このプラットフォームを通じて新しい日本の未来を創っていく決意を表しています。