インドは世界最大の労働者送出し国ですが、在日インド人は約35,000人、うち技能実習生・特定技能労働者は合わせて約1,000人と、そのポテンシャルの大きさに比べ、日本での受入れは限定的と言えます。
看護の基礎知識を習得した修了者が介護人材として来日して活躍されている先行事例もあります。特にインド北東部の7州は、東南アジアに近い文化を持つことから、日本での生活や介護職種などの対人サービス業に馴染みやすいと注目されています。
インドから日本への人材送出しの現状や課題、今後の動きについての勉強会をシリーズで開催します。
第2回は、在インドの送出機関である ARMS株式会社の柴田氏にご講演いただき、参加者の皆様と意見交換を行います。皆様是非ご参加ください。
■日時:2025年10月1日(水) 15:00-16:00
■形式:オンライン(Zoom)
■参加費用:無料
■プログラム:
1500 | 開会 |
1505-1540 | 柴田氏による発表 |
1540-1555 | 質疑応答・ディスカッション |
1600 | 閉会 |
講師: 柴田 長利 氏
ARMS株式会社は、2018年にインド政府NSDCより認定を受け、完全日系の送り出し機関としてARMS Incorporationを立ち上げました。2025年8月末時点で、技能実習・特定技能合わせて509名のインド人材を日本へ送り出しています。インド北部・南部・北東部に拠点を設け、多様な地域・文化的背景に応じた人材育成と送り出しを実践してきました。しかし、インドからの送り出しは全体としてまだ少なく、日本が第一の選択肢とならない状況が続いています。今後は官民が一体となった推進が不可欠であり、ARMSとしてもその一端を担いたいと考えています。今回は、インド人材の送り出し実績を通して得た学びや、日本で活躍する実習生への調査結果をもとに、インド人材の特徴をご紹介します。
*NSDC: インド人材のスキル開発と海外への人材送出を目的にインド政府が設立した公的機関