【実施報告】JP-MIRAI「海外サプライチェーン管理分科会」第1回会合【2024年1月29日】

2024年02月14日

第1回会合の内容

私たち日本に暮らす誰もが、国境を越えて行われる、原材料や部品の調達、加工、組み立て、配送、販売供給網を通じて届けられる数多くの製品やサービスを消費し生きています。

いま、現代社会に欠かせないこのグローバルサプライチェーンの中で起こっている環境破壊や人権侵害に対して厳しい目が向けられており、日本企業にも責任ある取り組みが求められています。しかしながら、国内サプライチェーン以上に、海外サプライチェーンを管理監督していくことへのハードルは高く、多くの企業による取り組みは難航しています。

そこで、JP-MIRAIでは、会員企業からのご要望に応え「海外サプライチェーン管理分科会」を設置し、JP-MIRAIが提案する海外のNGOや国際機関との連携による海外サプライヤー管理支援パッケージへの意見や要望を吸い上げ、今後の活動へ反映していくことになりました

2024年1月29日(月)に開催されたJP-MIRAI「海外サプライチェーン管理分科会」第1回会合では、開催時現在の分科会メンバー(16社26名/参加検討中仮登録者2社4名を含む)からの参加者に対し、JP-MIRAI理事の宍戸から「分科会の目的」、「企業に求められている海外サプライヤー管理の取組みと課題」、「海外パートナーとの連携の進捗状況」を参加者への配布資料に沿って説明しました。

続く参加者との意見交換では、海外パートナー(NGOや国際機関)を通じた研修やモニタリングによる海外サプライヤー管理支援について:

「海外サプライヤーの原材料調達先(農家など)の管理まで目が届きそうか。」
「連携候補NGOや国際機関が現在活動していない国や地域へも、活動先は広げられるのか。」

など、具体的な質問が相次ぎ、課題の緊急性、関心の高さがうかがわれました。

次回、4月に開催予定の第2回会合では、連携に向け調整を進めている海外NGO「ISSARA INSTITUTE」との直接対話が予定されています。JP-MIRAI事務局では分科会参加メンバーからの連携内容、支援対象の国や地域、などに関する質問や要望をアンケートなどを通じて収集します。

分科会への参加をご希望の会員は、下記の分科会の目的、メンバー、申し込み方法をご確認のうえ、JP-MIRAI事務局までお申込みください。

分科会の目的

本邦の会員企業の海外におけるサプライチェーン管理を推進するために、海外のパートナーに関する情報や事例などを共有し、必要な取り組みについて議論を行い、各企業での取り組み促進に資することを目的とします。

分科会のメンバー

海外サプライチェ―ン管理について、具体的な取り組みを行っている/今後取り組む予定、あるいは知見を有するJP-MIRAI会員(企業・専門家等)で構成します。参加を希望する会員からお申し出いただくことにより、JP-MIRAI事務局が参加を決定します。

■申込方法:下記のリンクより、分科会への参加をお申込みください。お申込みいただいた後、JP-MIRAI事務局にて審査の上、参加を決定しお知らせいたします。

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