JP-MIRAIは、2025年6月9日にネパール・カトマンズにて、JP-MIRAIが推進する「公正で倫理的なリクルート(FERI)」の研修を行いました。 MoLESS(労働・雇用・社会保障省)やNAFEA(ネパール送出機関協会)の協力を得て、25社の送出機関から合計約35名が参加しました。
この研修では、FERIガイドラインについての講演(杉田弁護士作成)、及び実施要領やワークフロー・参加申し込み方法等について説明を行いました。これは、4月に開催したVJ-FERI研修(ベトナム)、5月に開催したIJ-FERI研修(インドネシア)に続くものです。 来賓として、在ネパール国日本大使館、IOM(国際移住機関)、ILO(国際労働機関)にもご同席いただきました。
質疑応答では、具体的なFERIの登録方法やモニタリングの仕組みなど、実務的な質問を頂きました。これへの回答に付随し、JP-MIRAI宍戸理事から「FERIは送出機関の仕事を難しくするものではなく、関係者全員がルールを守ることにより、労働者のみならず送出機関も保護するもの」だと補足説明しました。
また、今回の訪問では、MoLESS(労働・雇用・社会保障省)バンダリ大臣、DoFE(海外雇用局)バッタライ新局長や、とNAFEA(ネパール送出機関協会)グルン新会長との面談を行い、協力関係を改めて確認することができました。
今回の研修をもって、ベトナム・インドネシア・ネパールでのFERI研修第一回目が終了しました。今後、受入企業様のご要望を踏まえ、対象国を拡大していく方針です。
また、これまでの送出機関研修に参加した方々から、「これまで、こうした研修の機会がなかった。多くの送出機関がFERIに参加できるよう、継続的に研修を行ってほしい」といった声が数多く寄せられました。今後も、日本への送出し全体の改善に結びつくような研修の実施(オンライン開催を含む)や情報提供に努めていきます。
受入企業や職業紹介業の皆様におかれましても、是非FERIの参加のご検討をお願いしたいたします。