長岡市は、2000年代の早い時期から多文化共生事業に力を注いでいますが、近年は外国人材活用プロジェクトに取組まれており、今年4月にはJICA草の根協力事業「“新潟・モンゴルの産業変革を担う産業DX人材育成プラットフォームの構築事業」に採択されました。
本勉強会では、まず長岡市から門脇亮様(商工部産業立地・人材課人材・働き方政策室室長)が「長岡市の高度外国人材を生かした未来産業創出システム構築について」と題して発表されました。長岡市内企業の成長と国際競争力の強化を推進するため、コロナ禍以前に設立した「グローバル人材活躍推進協議会」設立を契機とする「産学官金」が一体となった高度外国人材の呼び込みのた様々な取り組みや、長岡市の多文化共生の取り組み拠点である「地球広場」、人づくりと産業振興を総がかりで支える地方創世の拠点である「米百俵プレイス ミライエ長岡」などについてお話をいただきました。
続いて、長岡工業高等専門学校からは村上祐貴様(地域創生教育研究推進室室長)が「モンゴル高専人材活用事業~新潟とモンゴルの人材還流プラットフォームの構築~」と題して発表されました。今回、モンゴル高専との事業を行うに至った背景や事業概要、2022年度に試行した長岡市委託事業「マッチングハブから得られた成果・教訓と、JICA事業における今後の計画についてお話をいただきました。
最後のパネルディスカッション・質疑応答では、長岡市から野口仁様(商工部産業立地・人材課課長)、長岡工業高等専門学校から村上祐貴様にご参加いただき、モデレーターの宍戸健一(JP-MIRAI理事)を交えて、外国人材の定着化や共生に関する議論や質疑が行われました。
発表資料はこちらからご覧ください。
長岡市・門脇様 発表資料
長岡工業高等専門学校・村上様 発表資料